「シーリングのいらない外壁って? 福岡・北九州の注文住宅で“継ぎ目のない塗り壁”を選ぶ理由」
こんにちは、福岡のビオハウジング 健康オタクの住宅設計士 竹森哲也です。
今日は、ビオハウジングのちょっと変わったこだわり、
**「外壁にシーリング(コーキング)の継ぎ目がない家」**のお話です。
1.10年目の外壁点検で聞いた、OBさんの本音
「前の家は、10年目でシーリングのやり替えをすすめられて…。
足場代だけで○十万円って聞いて、正直ちょっとへこみました。」
そんなお話を、お引っ越し後しばらくしてから
OBさんの家で、無垢材の床に座りながら聞いたことがあります。
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外壁はまだきれいに見えるのに
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継ぎ目のゴム(シーリング)がひび割れ始めていて
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「今のうちにやらないと雨漏りのリスクが…」と言われる
頭では「仕方ないメンテナンスだ」とわかっていても、
まとまったお金と足場のプレッシャーに、ため息が出てしまう——
そんな空気感が、その場に静かに漂っていました。
その経験もあって、
「ビオハウジングの家では、そもそもそこで悩まなくていい外壁にしたい」
と強く思うようになりました。

2.そもそも、なぜ外壁にシーリングが必要なのか?
まずは、一般的なサイディング外壁のお話から。
一般的なサイディング外壁の仕組み
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工場で作られた外壁ボードを
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板状にどんどん張っていく工法
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板と板のあいだには必ず「継ぎ目」ができる
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そのスキマを埋めているのが
→ シーリング(防水用のゴム状の材料)
そのシーリングが抱える“宿命”
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雨・紫外線・熱・地震…
日々のダメージが一番集中するのが、この「継ぎ目」まわり -
年数がたつと
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固くなる
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やせる
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ひび割れる
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そこから雨水が入りやすくなり
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外壁の裏側でカビや腐れを呼び込みやすい
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室内空気や健康住宅の観点からも良くない影響が出てしまうことも
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だから多くの工務店さんは、
10〜15年ごとのシーリング打ち替え+外壁塗装を前提にしています。
3.ビオハウジングの答え:「シーリングが要らない外壁」にしてしまう
ビオハウジングでは、発想を少し変えました。
シーリングを「良い材料に変える」のではなく、
そもそもシーリングが必要ない外壁をつくる。
そのために採用しているのが、
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EPS断熱材(ビーズ法ポリスチレンフォーム)
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その上に塗る外壁(防水性能のある塗り壁)
この2つを組み合わせて、
家の外側に「継ぎ目のない一枚の外皮」をつくっています。
4.EPS+水壁でつくる「一枚の外皮」とは?
4−1.EPS断熱材で、家をまるごと包む
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外壁の外側に、EPS断熱材を連続して張りめぐらせる
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発泡スチロールのような、軽くて断熱性の高い素材
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外張り断熱の一種です
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ポイントは「連続している」こと
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パネルの“段差”や“見える継ぎ目”が出ないように施工
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あくまで面でつながった断熱層
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4−2.その上から「水壁(防水塗り壁)」を塗る
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EPSの上に、**防水性のある塗り壁(仕上げ材)**を塗り重ねる
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いわゆる塗り壁仕上げなので
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外観はすっきりシンプル
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継ぎ目をシーリングでふさぐ必要がない
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結果として——
外壁は、
「板をつぎはぎした服」ではなく、
「継ぎ目の少ない一枚仕立てのコート」
のようなイメージになります。
シーリングが無い、というより、
**「シーリングを打つ継ぎ目そのものが少ない」**という構造です。
5.福岡・北九州の気候で効いてくる3つのメリット
① シーリング劣化の心配が少ない=長くきれいな外観
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外壁の“老け方”は、たいてい継ぎ目から始まります
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シーリングが黒ずむ
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ヒビが入る
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ビオハウジングの外壁は
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そもそも継ぎ目が少ない
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シーリング材そのものを使っていない
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結果として
→ 経年変化はゆっくり
→ 少しずつ味わいを増していく、自然素材の家らしい佇まいになります
② 雨・台風・塩害に強い「面」で受ける外壁
福岡・北九州市エリアは、
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台風や横殴りの雨
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海からの湿った風・塩分
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夏場の高温多湿
と、外壁にはなかなかハードな環境です。
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継ぎ目が多いほど
→ 雨水や汚れが集中しやすい -
一枚の外皮で受け止める構造は
→ “点”や“線”ではなく、“面”で雨を受ける
雨がスキマに入り込みにくい分、
構造体を長く守ることにもつながります。
③ 断熱と室内空気の安定=体感温度のやわらかさ
EPS断熱+塗り壁は、
外からの熱の出入りをなだらかにする働きも担っています。
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夏の直射日光の熱が外壁に当たっても
→ EPSが熱を通しにくい
→ 室内の体感温度が急に上がりにくい -
冬も外気の冷たさがじかに構造体に当たりにくいので
→ 壁の内側の表面温度が下がりにくい
これは、ヒートショックのリスクを減らし、
「足元がスーッと冷える」あの感覚を和らげることにもつながります。
6.室内側の自然素材との相性もいい理由
ビオハウジングの家は、室内の仕上げにも
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無垢材の床
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漆喰や塗り壁の仕上げ
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セルロースファイバーなどの断熱材
といった自然素材を多用します。
外側でEPS+水壁が温度・雨・紫外線から家を守り、
内側で無垢材や漆喰が室内空気や湿度をやさしく整える。
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VOC(揮発性化学物質)
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シックハウス
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カビ・ダニ・アレルギー
といった心配を減らしながら、
**「木の匂いがふわっとする落ち着くリビング」**をめざしています。
外壁のメンテナンスに追われるのではなく、
家の中の空気環境や暮らしのリズムに意識を向けられる注文住宅。
それが、福岡・北九州でビオハウジングがつくりたい健康住宅の姿です。
7.こんな方には、シーリングレス外壁をおすすめします
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将来の外壁メンテナンス費用をできるだけ抑えたい
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地震や台風のあとに、外壁のヒビ割れを見るのが怖い
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見た目のデザインだけでなく、
構造や耐久性までしっかり考えた工務店に頼みたい -
外側の性能だけでなく、
室内空気・におい・体感温度まで含めた健康住宅に興味がある -
「自然素材の家」を建てるなら、
ちゃんと根っこの仕組みまで説明してほしい
という方には、特に向いている外壁の考え方だと思います。
8.まとめ&見学のご案内
シーリングが悪いのではなく、
「継ぎ目に頼らない外壁」を選ぶという、もう一つの選択肢がある——
それを知ってもらえたらうれしいです。
ビオハウジングでは、
実際に EPS+塗り壁の外壁を採用した福岡・北九州の建築事例を
ご見学いただくこともできます。
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夏の日差しの当たり方
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雨の日の水のはじき方
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室内に入ったときの空気の違い
を、ぜひ足裏と鼻と肌で感じてみてください。
「うちの外壁はどうしたらいいかな?」というご相談だけでも大歓迎です。
FAQ
Q1. 本当に外壁にシーリングがまったく無いのですか?
完全にゼロというわけではなく、窓まわりなど一部シーリングを使う部分はあります。ただし、一般的なサイディング外壁のような「板と板の継ぎ目」がほとんどないため、シーリングの長いラインが外周をぐるっと走るような形にはなりません。
Q2. メンテナンスはまったく不要ですか?
「何もしなくていい家」は存在しません。ビオハウジングの外壁も、定期的な点検や部分補修は必要です。ただ、シーリング打ち替えを前提にした一般的なサイディング外壁に比べると、継ぎ目が少ない分、大規模な打ち替え工事の頻度を抑えやすい構造です。
Q3. 地震のときに、塗り壁がバキッと割れたりしませんか?
建物の揺れはゼロにはできませんが、ビオハウジングでは構造計算に基づいた耐震設計と、揺れを面で受け止める外壁構成を組み合わせています。力が「継ぎ目一点」に集中しにくいため、サイディングのジョイント部分に比べて割れの起点が少ないのが特徴です。
Q4. コストはサイディング外壁より高くなりますか?
初期コストだけを見ると、一般的なサイディングより高くなる場合が多いです。ただし、10〜15年ごとのシーリング打ち替えや塗装費用を含めたトータルコストで考えると、差が小さくなったり、条件によっては逆転するケースもあります。
Q5. 福岡・北九州の暑さや湿気にも対応できますか?
EPS外断熱+塗り壁の外壁は、夏の強い日差しや高い湿度から構造体を守るのが得意です。室内側では無垢材や漆喰、セルロースファイバーなどと組み合わせることで、カビ・結露を抑えながら、体感温度のやわらかな健康住宅を目指しています。