家を選ぶ基準って何だろう?
―― ビオハウジングでは「身体が心地よいか」をいちばん大切にしています ――
こんにちは、福岡・北九州のビオハウジング
“健康オタクの住宅設計士” 竹森です。
家づくりのご相談でよくいただく質問。
それが、
「家を選ぶ基準って、何ですか?」
というものです。
間取り、デザイン、価格、性能…。
どれも大切ですが、
私が一番大切にしている基準は、とてもシンプルです。
―― その家に入ったとき、あなたの身体が“心地よい”と感じるか。――
この基準を外すと、どれだけ性能が良くても、
暮らしの質は整いません。
◆ 人は“食べ物の7倍以上の空気”を身体に入れている

まず、少しだけ身体の仕組みの話をします。
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食べ物:1日 約2kg
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水:1.5〜2リットル
そして、
空気:1日 約15kg(1〜2万リットル)
実は、人間は圧倒的に「空気」を摂取しています。
食事より、水より、はるかに多く。
これは、
空気が“身体に入る最大の摂取物”
であることを意味します。
そしてこの空気を受け取っているのが“肺”です。
◆ 肺は「テニスコート半面ほどの面積」で空気を受け取っている
肺の中には、
“肺胞”という小さな袋が無数にあり、
そこで酸素と二酸化炭素の交換が行われています。
その表面積は――
約70〜100㎡(テニスコートの半面ほど)
信じられない広さです。
つまり、
私たちの身体は、テニスコート半面の大きさで家の空気を受け取っている
ということなんです。
たとえ空気中に微量の化学物質があっても、
家の湿度が乱れていても、
その影響を“直接浴びる”器官が肺。
だから、
家の空気が整っているかどうかは、健康への影響が圧倒的に大きい
と言えます。
北九州・福岡のような
「湿気が多い」「PM2.5が飛びやすい」地域では、
なおさら重要です。
◆ なぜ空気が身体に影響するのか?(身体の反応の理由)
身体がゆるむ家と、疲れる家。
その違いには明確な原因があります。
● 化学物質の負荷
合板・接着剤・塗料は、微量でも肺胞に直接触れます。
● 湿度の乱れ
湿度38〜60%を外れると、
・呼吸器が乾く
・カビ・ダニが繁殖
・肌トラブル
につながります。
● 微生物環境(室内細菌叢)のバランス
人の皮膚・免疫・気分に影響します。
● 温度ムラ
足元が冷たいだけで、身体は疲れてしまいます。
◆ ビオハウジングの家づくりの基準
一般的な住宅会社と違って、
私たちは“性能の前に、身体”を見ます。
① 身体の反応
・呼吸が深くなるか
・胸がスッと広がるか
・子どもが落ち着くか
② 空気の質
・肺に入っても負担が少ないか
・湿度が安定しているか
・においや重たさがないか
③ 素材
・無垢材・漆喰・和紙など“呼吸する素材”中心か
・接着剤を減らせているか
④ 温熱設計
・足元から冷えない断熱
・日射の調律
・温度ムラが少ないか
身体が“ここは安心だ”と反応する空気環境をつくることが、
ビオハウジングの使命です。
◆ どうやって見極めればいい?
家づくりの現場で、お施主様にいつもお伝えしている方法です。
■ 15分間、ただ滞在する
・鼻の奥がツンとしない
・呼吸が楽
・子どもが機嫌良い
身体は正直です。
■ 足元と壁際の温度を比べる
ここに大きな差がある家は、長く住むほど疲れます。
■ 素材を触る
無垢材は自然な温かさ。
ビニールクロスは手に冷たく返ります。
◆ 2つのケースでイメージ
■ ケース①:建売住宅を見学
見た目は綺麗。
でも空気が重い。
子どもがソワソワする。
→ 肺が「負担あり」と判断しているサイン。
■ ケース②:自然素材の家を見学
派手ではないけれど、空気が軽い。
呼吸が深くなる。
→ 肺が「この空気は大丈夫」と感じている状態。
◆ 家は“もうひとつの肺”。だから空気が大事
肺がテニスコート半面の面積で空気を受け取るように、
家は、家族全員が吸う空気を育てる“巨大な器”。
だから家は、
身体の一部のような存在です。
毎日15kg吸う空気。
その空気の質が、
眠りや集中、気分、免疫、子どもの成長にまで影響します。
◆ まとめ
家づくりで迷ったら、
性能でも、デザインでも、価格でもなく、
まずはこれを基準にしてください。
―― この家の空気は、私の身体が気持ちよく呼吸できるか? ――
家は、暮らしと身体を育てる“空気の器”。
ビオハウジングは、その空気をいちばん大切にしています。