身の周りには、電磁波があふれている!? ─ 身体に集まり・覆う“電場”の話
こんにちは、福岡のビオハウジング 健康オタクの住宅設計士 竹森哲也です。
毎日パソコンに向かっていると、
「いつのまにか画面にホコリが付いてるなぁ」と感じることはありませんか?
実は、あの現象――身体の表面でも起きているんです。
1. ホコリは“電気を帯びた場所”に集まる
パソコンやテレビの画面、コンセント周り。
どれも、空気中の“浮遊塵埃(ふゆうじんあい)”が集まりやすい場所です。
このホコリの正体は、電気を帯びた微細な粒子。
つまり、電気を帯びているところに自然と引き寄せられるのです。
2. 同じことが、私たちの身体でも起きている
意外かもしれませんが、
パソコンにホコリが集まるのと同じ現象が、人の身体の表面でも起きています。
例えば、パソコンやスマートフォンを長時間操作しているとき――
手が機器に触れることで、私たちの身体はその機器と**同じ電位(電気の高さ)**になります。
すると、パソコン画面にホコリが集まるように、
身体の表面にも微細なホコリが引き寄せられるのです。
3. “電場”が身体を覆うということ
この現象の背景には、「電場」と呼ばれる電磁波の一種があります。
電場は電気を使えば必ず発生し、
周囲に見えない力の膜のように広がります。
そして、電場は皮膚表面に誘導電流を起こし、
全身に伝わっていく性質を持っています。
つまり、パソコンや家電に触れている間、
私たちは常に電場に包まれている状態なのです。
4. 人体の電気信号との“ギャップ”
人間の身体は、本来とても繊細です。
心臓の鼓動、脳の働き、筋肉の動き――
どれも「生体電位」と呼ばれるごく微弱な電気信号によって制御されています。
ところが、
パソコンなどから発生する電場は、その10万倍もの電圧を持っています。
このような電場に長時間包まれる状態は、
自然界では決して起こらない、
“人間が自ら作り出した環境”なのです。
言いかえれば、
身体にとっては不自然で、想定外の状況だと言えます。
5. アースが「身体を守る」しくみ
デスクトップパソコンの電源コードに、
「アース端子」が付いているのを見たことがあると思います。
これは、静電気や電気のノイズを地面へ逃がすためのもの。
パソコンの誤作動や火災、ホコリの付着を防ぐ役割を持っています。
実はこのアースの働きこそが、
人体への電場の影響を和らげる鍵でもあるのです。
アースを適切にとることで、
機器だけでなく、そこに触れている私たちの身体も電場から解放される。
結果的に、身体が「静まる」感覚を取り戻すことができます。
6. 電気を整える=空気を整える
電場や電磁波の話をすると、「少し怖い」と感じる方もいるかもしれません。
でも、本質は“怖さ”ではなく、“整える”という発想です。
家の中の電気の流れを整えることは、
空気の質を整えることと同じ。
炭や土、木などの自然素材は**導電性(電気を通す力)**を持ち、
電場をやわらげ、静電気を逃がしてくれます。
自然素材でつくる家が“心地いい”と感じるのは、
単なる感覚ではなく、身体の電気バランスが整っているからなのです。
7. まとめ:身体と電気を、やさしく調和させる
私たちは電気の恩恵の中で暮らしています。
だからこそ、“使い方”と“距離”が大切。
-
パソコンのアースをつなぐ
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コンセント周りを整理する
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寝室やデスク周りの配線を見直す
そんな小さな工夫で、身体が受ける負荷を大きく減らせます。
家づくりにおいても、
配線の取り方やアースの位置を意識するだけで、
空気も身体も、驚くほどやさしく整う家になります。
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