ほうれん草の根っこは食べていい? 主根まで甘く味わう台所習慣|福岡・北九州の注文住宅工務
こんにちは、福岡のビオハウジング
健康オタクの住宅設計士 竹森哲也です。
今日は「家」ではなく、台所で起きた小さな出来事から。でも、ちゃんと家づくりの話にもつながる…そんな根っこのお話です。

1)ほうれん草を”根っこから”食べてみた日
ある日、ほうれん草を洗っていてふと手が止まりました。いつもは何も考えずに切り落としていた、あの部分。
- そんなに大きくはないけれど
- しっかりした一本の主根がすっと伸びていて
- その上に、元気そうな葉がふさっとついている
「これ、葉と一緒に食べたらどうなんだろう…?」
いつもなら「土がついてそうだし、根っこは捨てる派」。でもその日は、なぜか試したくなって、
主根を残したまま、丁寧に洗って、葉と一緒に口に運んでみました。
……甘い。
葉の青さと、主根のやさしい甘みが合わさって、なんだか**”完成した一口”**になった感じがしたんです。
2)「根っこを切る癖」は、味じゃなく”怖さ”から
よく考えると、根っこを切り捨てていた理由って、
- 砂を噛みそうでイヤ
- 土っぽい匂いがしそう
- アクが強そうで、ちょっと不安
…つまり**「まずそうだから」ではなくて、「ちゃんと扱える自信がないから」**だったんですよね。
でも、実際に主根を食べてみると、
- 甘みがあって
- 食感はシャキッと
- 葉の青さを包んでくれる
**「あ、ここって”おいしい部分”だったんだ」**と気づきました。
3)どこまでが”食べごろの根っこ”?
「根っこ」と一言で言っても、実はいろいろあります。
主根(しゅこん)
- まっすぐ太めに伸びている一本の根
- 甘み・食感ともに**”主役級”**
根元の赤い部分
- 葉と主根の境目あたり
- 甘みが出やすく、栄養もギュッと詰まった感じがする場所
細い根の先(ひげ根)
- 土に深く入っていた部分
- ここは砂や土が残りやすく、無理に食べなくてもOK
僕が「甘くておいしい」と感じたのは、まさに主根+赤い根元と葉を一緒に噛んだ瞬間でした。
4)なぜ「主根+葉」を一緒に食べるとおいしいのか
体感的には、こんなバランスが起きている気がします。
- 主根の甘みと水分が → 葉の青みやほろ苦さをやわらげる
- 葉の香りと緑の風味が → 根の甘さに輪郭を与えてくれる
大根でも、「先よりも首の方が甘いね」と感じることがありますよね。ほうれん草の主根も、どこかそれに近くて、
葉だけでもない、根だけでもない、
「一株まるごと」で一つの味になる。
そんな感覚がありました。
5)根っこまでおいしく食べるための下処理フレーム
とはいえ、やっぱり気になるのは「砂」と「アク」。そこで、根っこを楽しむための4ステップを、暮らし目線でまとめてみました。
① 先端だけ少し落とす
- 細いひげ根の先っぽだけ、数ミリ〜少しだけカット
- 主根の太い部分と赤い根元は、できるだけ残す
② 根元に浅く”十字の切り込み”
- 根元に十字を入れて、指で軽く開く
- そのままボウルの水の中で、ふり洗い
- 仕上げに流水で、茎の間を広げながらもう一度
※ボウルの底に砂がたまっていたら、**「お、ちゃんと落ちてくれたな」**という合図です。
③ アク(シュウ酸)が気になるときは”さっと下ゆで”
- たっぷりの湯で数十秒〜1分ほど
- ゆで上がったら冷水にとり、軽くしぼる
- シュウ酸は水に溶けやすいので、えぐみが和らぎやすい
④ 使うときは「根→葉」の順番で火を入れる
炒め物なら
- 根と根元を先に、30〜60秒炒める
- 甘みと香ばしさが出てきたら、最後に葉をサッと
汁物なら
- 先に根・根元を入れて少し煮る
- 食べる直前に葉を加えて色と香りを残す
6)具体的な食べ方イメージ(2パターン)
ケースA:さっと作れる「根っこごとソテー」
- 主根の先を少し切り落とす
- 根元に十字を入れて、よく洗う
- 食べやすくざく切り(主根は少し薄めに)
- フライパンに油をひき、主根と根元から先に炒める
- しんなりしてきたら葉を投入
- 塩と少しの醤油だけで仕上げ
甘み+青み+香ばしさが、一皿の中でまとまります。
ケースB:やさしい「根っこ入り味噌汁」
- 主根を斜め薄切りにして、さっと下ゆで
- お鍋の出汁に、主根だけ先に入れて数分
- 食べる直前に葉を加え、火を止めて味噌を溶く
主根の甘みが出汁に溶けて、味噌汁全体がふんわり丸くなります。
7)”根っこを捨てない暮らし”と、”家の根っこ”の話
ほうれん草の主根を食べてみて、あらためて感じたのは、
見えないところ、いつも捨てているところにこそ、
本当は「大事なうまみ」が眠っているかもしれない。
ということでした。
家づくりでいうと、それは
- 壁の中の断熱や気密
- 目に見えない空気の流れ
- 湿度や体感温度のコントロール
こういう**”根っこ”の部分**と、よく似ています。
見た目のデザインや設備ももちろん大事ですが、**身体がホッとする「いのちの環境」**は、たいてい目に見えないところで決まっていきます。
台所で根っこを丁寧に扱うことと、壁の中の断熱材や換気を丁寧に設計すること。
どちらも「見えないところを大事にする」という意味では、同じ線上にある気がしています。
福岡・北九州で、食も住まいもまとめて**”根っこから整えたい”**という方は、家づくりの相談ついでに、台所や食の話も、ぜひゆっくりしましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. ほうれん草の根っこは本当に食べていいの?
しっかり洗えば、主根や赤い根元はおいしく食べられます。砂やアクが気になる場合は、先端を少し落とし、十字の切り込み+さっと下ゆでがおすすめです。
Q2. 砂を噛まないようにするコツは?
根元に浅く十字を入れて開き、ボウルの水の中でふり洗いしてから、流水で仕上げるのがポイントです。ボウルの底に砂がたまっていれば成功です。
Q3. アク(シュウ酸)が気になるのですが…
シュウ酸は水に溶けやすい性質があると言われています。短時間の下ゆでをしてから調理すると、えぐみが和らぎやすくなります。体質や持病がある方は、医師のアドバイスを優先してください。
Q4. 子どもにも根っこを食べさせて大丈夫?
しっかり洗い、火を通していれば基本的には問題ないと考えられます。ただし、量を少しずつ・様子を見ながら、家族の体質に合わせてあげると安心です。