アグリゾートのビーツで、和の“赤い”味噌スープ
ビーツを和風スープにしてみたら、これが意外とハマった話
こんにちは!福岡のビオハウジングで住宅設計をしている、健康オタクの竹森哲也です。
先日、アグリゾート(農園)でビーツを収穫してきました!
ビーツって、あの真っ赤な見た目はすごく派手なんですけど、味は意外と繊細なんですよね。赤くて甘いんだけど、その奥に**ほんのり”土の香り”**があって、そこが好きな人もいれば「ちょっと苦手かも…」って人もいます。
そこで今回は、**だしでビーツの味を整えて、味噌は「香りづけ程度」**に抑えてみました。ビーツの葉、黒キャベツ、鶏ミンチも入れて、和風スープに仕上げてみたんです。
見た目は赤いのに、飲むとちゃんと落ち着く——そんな一杯になりました。
ビーツを「和」に着地させるコツは、だしと”味噌の引き算”
ビーツの土っぽさって、言い換えると**”畑の気配”**みたいなものなんですよね。
これを無理に消そうとするより、だしで整えて、旨み側に寄せるとスッと食べやすくなります。
ポイントは3つだけ:
✅ だし:香りの輪郭をつくる(ビーツが浮かない)
✅ 鶏ミンチ:旨みの土台(葉物の青みを包み込む)
✅ 味噌は小さじ1〜2:味を決めるんじゃなく、香りでまとめる
味噌を強く入れすぎちゃうと、ビーツの甘みが隠れちゃうんですよね。ここは**”引き算”**がちょうどいいんです。
今回入れた具材の役割(地味に大事なポイント)
それぞれの具材には、ちゃんと役割があるんです:
🔴 ビーツ(根っこ):甘みと赤い色、主役です
🥬 ビーツの葉:青菜のコク(茎は薄めに切ると食べやすい)
🥬 黒キャベツ:甘みと厚み(スープが「ごはん代わり」になる)
🍗 鶏ミンチ:旨みと満足感(和風の着地を助けてくれる)
レシピ:和の”赤い”味噌スープ(味噌は香りづけ程度で)
材料(2〜3人分)
- ビーツ(根):小1〜2個
- ビーツの葉:ひとつかみ
- 黒キャベツ:2〜3枚
- 鶏ミンチ:150〜200g
- だし:600ml(昆布+かつお、または顆粒でもOK)
- 生姜:少し(あれば)
- 味噌:小さじ1〜2(風味程度でOK)
- 仕上げ:小ねぎ/すりごま(お好みで)
作り方
- 鍋にだしを入れ、鶏ミンチをほぐしながら煮る
(ここで旨みの土台を作ります) - ビーツ(根)を薄切りで入れて、やわらかくなるまで煮る
- 黒キャベツを入れて、少ししんなりしたらビーツの葉も入れる
- 火を弱めて、味噌を小さじ1〜2だけ溶く
(香りが立ったらOKです!入れすぎ注意) - 生姜・ごま・小ねぎで香りを整えて完成

味が決まらない時の”3点チェック”
作ってみて「なんか物足りないな…」って時は、この3つを確認してみてください:
❓ 甘みが足りない
→ 玉ねぎを少し足す/だしを増やす
❓ 旨みが足りない
→ 鶏ミンチを先にしっかり煮て「土台」を作る
❓ 和の着地が欲しい
→ 味噌は最後に”ひと撫で”程度(入れすぎない)
ちょい豆知識:ビーツの赤は「ベタシアニン」
ビーツのあの鮮やかな赤い色素は、ベタシアニン(ベタレインという色素群の一種)っていう成分です。
研究では抗酸化作用や抗炎症作用が示唆されることが多いんですが、「薬」っていうより、日々の食事の積み重ねとして自然に取り入れるものかなと思います。
体にいいかも…くらいの軽い気持ちで、美味しく食べるのが一番ですね。
こんな日に、ちょうどいい(2つのケース)
ケース①:家族の夕飯に
味噌を薄くすると、ビーツの甘みが前に出て食べやすいです。子どもにも◎
ケース②:外作業のあとに
鶏ミンチの旨み+だしで、身体がホッと落ち着く感じ。生姜があるとさらに良いです。
まとめ
ビーツって”洋風”のイメージが強いかもしれないですけど、だしで整えると和にもすんなり馴染むんですよね。
味噌はしっかり入れるより、小さじ1〜2で香りづけくらいが、赤い甘みを活かすコツです。
収穫した野菜がそのまま一杯のスープになるって、やっぱり贅沢ですよね。
ぜひ試してみてください!