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井戸跡を「炭素埋設」で埋めた現場に行って、いちばん驚いたこと。

こんにちは!福岡のビオハウジングで住宅設計をしている、健康オタクの竹森哲也です。

当社では、お客様のご希望によっては炭素埋設も行っています。

先日、井戸を撤去したあとの穴を、炭素埋設で埋める現場があって、勉強のために伺ってきました。

炭素埋設の効能はいろいろ語られるんですが、今回の現場で中心にあったのは、**「地場(地磁気)を整える」**という考え方でした。

(地磁気計=磁場を測る計器で、敷地の状態を見ながら判断していました)


炭素埋設とは(今回の話の前提)

「炭素埋設」っていう言葉は広いんですが、今回の話はこういうタイプです。

  • ❌ 床下に炭を敷いて、調湿する…みたいな話ではない

  • ⭕ 土の中に炭(炭素質)を埋める

目的は「匂い対策」でも「水分対策」でもなく、土地の“場”を整える(とされる)施工です。

たとえるなら、家の性能(断熱・気密・耐震)とは別に、土地そのものをチューニングするような発想に近いですね。


井戸だけじゃない。穴を掘って埋めることもある

今回の現場は「井戸跡」でしたが、話を聞いていると、炭素埋設には2つのパターンがあるようです。

  1. ① 井戸跡など、もともとある深い穴を活かす

  2. ② 井戸がなくても、狙いを定めて穴を掘って埋める

「井戸がある人だけのもの」じゃなくて、考え方としてはもっと広いんだな…と感じました。


いちばん難しいのは「埋める場所の選定」

正直、今回いちばん驚いたのはここでした。

炭の量より先に、**「どこに埋めるか」**が難しい。

土地の中でも場所によって状態が違うため、地磁気計(磁場計)で測りながら候補地を絞っていくんです。

そして、建築としては現実的な制約も同時に見ないといけない。

  • ✅ 基礎・配管・外構と干渉しないか

  • ✅ 埋め戻し後に沈下が出ないか

  • ✅ 将来、掘り返す可能性がある場所ではないか

つまり、炭素埋設は**「炭を入れる作業」よりも、場所決め=設計がいちばんの肝**、という印象でした。


炭も「通電性(導電性)の高い炭」が良いと言われる

もう一つ、繰り返し出てきたのがこの話です。

  • 埋める炭は、通電性(電気を通しやすい性質)の高い炭がよい

  • 「炭なら何でもOK」ではなくて、炭の種類・品質・状態まで選び方がある

  • さらに、入れ方にもノウハウがある(ここは経験値が大きい)

このあたりは、見た目だけ真似しても同じ結果になりにくい分野だな…と感じました。


「昔は神社や蔵に埋めていた」と言われる背景

現場では、こんな話も出ました。

  • 昔は、神社や蔵のような場所で炭を活かしていた、という伝承がある

“昔の知恵”として語られてきた背景には、土地の整いを大事にしてきた感覚があるのかもしれません。

ここは科学で断定するというより、**「そういう文化が残っている世界なんだな」**と受け止めるのが自然だと思いました。


だからこそ「経験のある専門の方に」が基本

今回、はっきり学びになったのはこの結論です。

  • 炭素埋設は、かなりノウハウがある

  • 特に 「場所選び」と「施工の作法」 は、経験で差が出やすい

  • なので、やるなら 経験のある専門の方にお願いした方が安心

(ビオハウジングとしても、ここは強く同意です)


ビオハウジングとしての姿勢

当社では、炭素埋設を**「全員におすすめ」するつもりはありません。**

でも、土地の整いまで含めて大事にしたい方にとっては、選択肢になり得ます。

当社のスタンスはこんな感じです。

  • ✅ ご希望がある場合のみ、ご提案

  • ✅ 施工は、安全(沈下・干渉)と再現性を最優先

  • ✅ 必要に応じて、専門家と連携して進める

家づくりって、家そのものだけじゃなくて、「その場所で暮らす」という体験づくりでもあるので。

そういう価値観の方には、丁寧に向き合いたいと思っています。


補足:「地磁気を整える」ってどういうこと?

「地磁気」って聞くと、ちょっと不思議な感じがするかもしれません。

簡単に言うと、地球は大きな磁石みたいなもので、場所によって磁場の強さや向きが微妙に違うんです。

炭素埋設では、その土地の磁場の乱れを整えるという考え方があって、通電性の高い炭を使うことで、地面の電気的なバランスを調整する――というイメージです。

科学的に完全に証明されている分野ではないんですが、昔からの伝承や経験則として伝わってきた知恵として捉えるのが自然かなと思います。

「信じる・信じない」というより、**「そういう文化や考え方がある」**ということですね。

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