家で元気になる。福岡・北九州の注文住宅で考える、余計な苦しみを減らす家づくり
こんにちは、福岡のビオハウジング 健康オタクの住宅設計士 竹森哲也です。
北九州で自然素材の注文住宅をつくる工務店として、設計から現場まで一貫して見ています。
夜、家に帰ったのに、なぜか気が抜けないことがある
現場帰りの車の中。
春先の空は少しかすんでいて、鼻の奥にうっすら重たい感じが残っていました。
家に着いて、玄関を開ける。
本当なら「ほっ」としたいのに、なんだか胸の奥がまだざわついている。
「疲れているだけかな」
そう思っていた時期が、僕にもありました。
でも、よく見ていくと、そういう日の家には共通点があったんです。
空気が少しよどんでいたり、においが混ざっていたり、床がひやっとしたり、光が強すぎたり。
ほんの小さなことの重なりなのに、人はそれでじわじわ消耗してしまうんですよね。

人は“人生の苦しみ”だけで疲れているわけではない
生きていれば、避けられない苦しみがあります。
老い、病気、別れ、思い通りにならなさ。
そういうものは、どれだけ性能の高い家を建てても、ゼロにはできません。
ただ、その前に。
僕たちは、本来なくてもいいはずの“人工的な苦しみ”を、毎日の暮らしの中でたくさん背負っていることがあります。
たとえば、こんなものです。
- 夏の湿気で、空気がまとわりつく感じ
- 冬の冷えで、足元から体がこわばる感じ
- 室内空気のよどみや、においの混ざり
- PM2.5や花粉、黄砂の季節に窓を開ける不安
- カビやダニ、乾燥による不快感
- 化学物質や強い香りで、なんとなく落ち着かない感じ
こうしたものは、一つひとつは小さく見えても、毎日続くと心と身体をかなり削ります。
しかも厄介なのは、それを「自分の気のせい」「性格の問題」「年齢のせい」にしてしまいやすいことなんです。
ビオハウジングがまず取り除きたいのは、この“余計な苦しみ”です
ビオハウジングが目指しているのは、人生の問題を家で全部解決することではありません。
そうではなくて、
人が本来背負わなくていい人工的な苦しみを、住まいからできるだけ減らすこと。
ここが、すごく大事だと思っています。
空気環境を整える。
体感温度を整える。
湿度の波をやわらげる。
においのストレスを減らす。
自然素材の家として、無垢材や漆喰、塗り壁の力も借りながら、室内空気を静かに整えていく。
そうすると、人は少しずつ“外の刺激”に振り回されにくくなります。
意識が、外側ではなく内側へ戻ってくるんです。
自分が見えてくると、苦しみの正体が分かる
家の中でずっと落ち着かなかった人が、
空気や温熱が整った空間に入ると、ふっと力が抜けることがあります。
そのとき初めて、
「ああ、自分はずっと緊張していたんだ」
「しんどかったのは、気持ちの問題だけじゃなかったんだ」
と気づくことがあるんです。
これは、住まいが心を治すという話ではありません。
もっと手前の話です。
人は、外からの刺激が強すぎると、自分の状態が見えにくくなります。
でも、空気環境や体感温度が整ってくると、自分の感覚が戻ってきます。
自分が見えていれば、苦しみの正体が分かる。
正体が分かれば、苦しみは“ただ重いもの”ではなくなります。
分けて、整理して、助けを借りて、対処していけるようになるんです。
家は、そのための土台になれる。
僕はそう思っています。
たとえば、こんな2つのケースがあります
ケース1|いつもイライラするのは、性格のせいだと思っていた
冬になると、リビングは暖かいのに、廊下と洗面だけが寒い。
お風呂上がりは急に冷える。
朝は乾燥で喉が痛い。
なんとなく寝つきも悪い。
こういう暮らしが続くと、身体はずっと小さく緊張しています。
すると、気持ちにも余裕がなくなりやすいんです。
「なんでこんなにイライラするんだろう」
そう思っていた方が、住まいの断熱、換気、湿度のバランスが整ったあとに、
「私、怒りっぽかったんじゃなくて、ずっとしんどかったんですね」と話されることがあります。
この言葉は、すごく深いんですよね。
ケース2|なんとなく落ち込むのは、自分が弱いからだと思っていた
家の中が少し暗い。
空気が重い。
においが混ざる。
洗濯物のにおいも気になる。
どこにいても、なんとなく落ち着かない。
こういう環境では、心が休まりにくいことがあります。
もちろん気分の落ち込みにはいろいろな要因がありますが、住まいの環境がそれを増幅していることも少なくありません。
無垢材の足ざわり、漆喰のやわらかい反射、空気の静けさ。
そういうものが整うと、急に人生が変わるわけではないけれど、
少なくとも“立て直す足場”はできます。
それだけでも、人にとってはとても大きいことなんです。
福岡・北九州の家づくりでは、特にこの視点が大事です
福岡や北九州は、住まいの空気を考えるうえで、なかなか難しい地域でもあります。
春は花粉や黄砂、PM2.5。
梅雨から夏は、高い湿度。
冬は、数字以上に底冷えを感じる日もあります。
だから、ただ窓を開ければいい、ただ換気量を増やせばいい、という単純な話ではありません。
むしろ大事なのは、窓を開けるかどうかに頼りすぎず、家そのものが空気環境を支えられることです。
たとえば、
- 断熱で表面温度を整え、冷えを減らす
- 計画換気で、よどみをつくらない
- 漆喰や塗り壁で、においのこもり方をやわらげる
- 無垢材で、触れたときの感覚をやわらかくする
- 収納や脱衣室にも空気が流れるように考える
- カビやダニが出にくい湿度の考え方を持つ
- シックハウスやVOC(揮発性化学物質)にも配慮する
こうしたことを重ねていくと、
ただ“高性能な家”というより、人を静かに支える健康住宅に近づいていきます。
自然素材の家は、見た目のやさしさだけではありません
自然素材の家というと、木の雰囲気や見た目の心地よさが先に伝わることが多いです。
もちろん、それも大切です。
でも、本質はそこだけではないと思っています。
無垢材は、素足で触れたときにひやっとしにくい。
漆喰や塗り壁は、空気の印象をやわらげる。
セルロースファイバーのような断熱材は、断熱だけでなく、夏冬の揺れをやわらげる助けにもなる。
つまり自然素材は、
「おしゃれだから使う」のではなく、
人の感覚を守るために使うという見方もできるんです。
木の香りがふわっとする朝。
梅雨時でも、空気がべたつきにくい室内。
冬の廊下で肩がすくみにくい感覚。
そういう五感の安心が、人を少しずつ本来の自分へ戻していくのだと思います。
家は、苦しみをなくす場所ではなく、向き合える場所になれる
人生から苦しみを消すことはできない。
でも、家が余計な苦しみを増やさないようにすることはできます。
その差は、実はとても大きいんです。
外からの刺激でいっぱいになっているとき、人は自分を見失いやすい。
でも、住まいが静かで、空気が澄んでいて、温度や湿度が穏やかだと、ようやく自分の声が聴こえてきます。
「本当は何がつらかったのか」
「何を我慢しすぎていたのか」
「どこを整えれば、もう少し楽に生きられるのか」
そういうことが見え始める。
ビオハウジングは、
人生の苦しみを消す家ではなく、
人が自分を見失わずに生きていくための器をつくりたいと思っています。
福岡・北九州で注文住宅を考えるとき、
性能や見た目だけではなく、
「この家は、余計な苦しみを減らしてくれるだろうか」
そんな視点でも見てもらえたら、家づくりは少し深くなるかもしれません。
図面の段階でも、空気環境や体感温度、湿度、においのことまで整理できます。
気になる方は、気軽にご相談ください。
FAQ
Q1. 人工的な苦しみとは何ですか?
A. 本来なくてもいいのに、住環境や暮らし方によって増えてしまう不快のことです。たとえば、寒さ暑さ、湿気、乾燥、におい、空気のよどみ、化学物質による違和感などがあります。
Q2. 家で人生の悩みまで解決できますか?
A. そこまでは言えません。けれど、住まいが余計なストレスを増やさないことで、自分の状態や苦しみの正体が見えやすくなり、向き合う力が戻ってくることはあると思います。
Q3. 福岡・北九州で特に気をつけたい住環境の課題は何ですか?
A. 春の花粉・黄砂・PM2.5、梅雨から夏の高湿度、冬の底冷え感です。そのため、窓開けだけに頼らず、換気・断熱・湿度設計を一体で考えることが大切です。
Q4. 自然素材の家は見た目だけの魅力ですか?
A. いいえ。無垢材の足ざわりや漆喰・塗り壁の空気感など、五感にやさしく働く面があります。見た目だけでなく、体感温度や室内空気の印象にも関わってきます。
Q5. 健康住宅を考えるとき、最初に何を相談すればいいですか?
A. 間取りだけでなく、空気環境、湿度、におい、冷え、寝つき、洗濯物のにおい、収納のこもり感など、普段の小さな困りごとから話していただくのがおすすめです。そこに、家づくりのヒントが隠れていることが多いです。