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家に住んで、感覚が戻る。福岡・北九州の工務店としてうれしかったお客様のひと言

こんにちは。

福岡のビオハウジング 健康オタクの住宅設計士 竹森哲也です。

北九州で自然素材の注文住宅をつくる工務店として、設計から現場まで一貫して見ています。

先日、現在お打ち合わせ中のお客様と一緒に、実際に住まわれているお施主様のお宅を訪問しました。

玄関に入った瞬間、空気がやわらかい。

木の匂いもほんのりして、どこか肩の力が抜けるような感じがありました。

こういう訪問のときは、ふつうなら僕が家の性能や工夫、素材のことをいろいろお話しすることが多いんです。

でも、その日は少し違いました。

お施主様が、とても楽しそうに、家のことを話してくださったんです。

「ここが気に入っていて」

「冬も思ったよりずっと快適で」

「この家にしてよかったです」

そんなふうに、ご自身の言葉で、体験として話してくださる。

僕の出番があまりないくらいだったんですが、正直、少しさみしいより、ずっとうれしかったんですよね。

ああ、この家づくりの考え方が、ちゃんと伝わっていたんだな。

住んでからも、共感していただけていたんだな。

そんな気持ちになりました。

最後に出てきた「トイレットペーパー」の話

その日の最後に、もうひとつ、とても印象に残った話がありました。

お施主様が、トイレで使うトイレットペーパーを、いつものものではなく、たまたまコンビニで買ったものに替えたそうなんです。

よく売っている、香料付きのタイプだったみたいです。

最初は特に何も思わなかったそうです。

でも、だんだんトイレに入るたびに、

「なんか嫌だな」

「なんか変な感じがするな」

と感じるようになったそうなんですね。

それで、よくよく確かめてみたら、原因はトイレットペーパーの香りだった。

その話を聞いて、僕もすごく印象に残りました。

でも、もっと印象的だったのは、その次の一言でした。

お施主様が、

「私、敏感になりました」

とおっしゃったんです。

ただ、その“敏感”は、しんどい意味ではなかったんです。

むしろ、自分の本当の感覚に戻ったという意味で、そう話してくださいました。

これが、ものすごくうれしかったんですよね。

「敏感」は、弱くなったことではないのかもしれない

今の暮らしの中には、香りの強いものが本当に増えています。

柔軟剤、洗剤、消臭剤、芳香剤、香料付きの紙製品。

便利さのために作られたものが、いつのまにか“当たり前の空気”になっていることがあります。

だから、ずっとそういう環境の中にいると、違和感があっても気づきにくくなることがあるんですよね。

でも、室内空気が整って、においでごまかさない暮らしに近づいていくと、少しずつ身体が思い出してくることがあります。

「あれ、これ強いな」

「前は平気だと思っていたけど、今は気になるな」

そんなふうに。

これは、悪い意味で神経質になった、ということではなくて、

身体のセンサーが、本来の位置に戻ってきたという見方もできると思うんです。

たとえるなら、ずっと騒がしい場所にいたあと、静かな場所に入ると、小さな音まで聞こえるようになる感じに少し似ています。

静かな環境になったからこそ、今まで埋もれていた違和感に気づけるんです。

家づくりで大事なのは、「鈍らせない空気」をつくること

僕は、福岡・北九州で注文住宅をつくる中で、

家の価値は、広さや見た目や設備の多さだけでは決まらないと思っています。

もちろん、断熱や気密、換気といった性能は大切です。

でも、その先にあるのは、数字そのものではなくて、そこで暮らす人の感覚がどう変わるかなんです。

たとえば、

  • 無垢材の足ざわりが気持ちいい

  • 漆喰や塗り壁で、空気がベタつきにくい

  • 室内空気に、余計なにおいがこもりにくい

  • 夏も冬も体感温度の差がやわらぐ

  • 強い香りで“快適さ”を演出しなくても、落ち着く

こういうことの積み重ねが、健康住宅としての心地よさにつながっていくと思っています。

家の中の空気環境が整ってくると、

「なんとなく落ち着く」

「寝つきがいい」

「においにごまかされない」

そんな変化が、少しずつ起きてくることがあります。

2つの例で見る、「感覚が戻る」ということ

1.香料付きトイレットペーパーが気になったケース

今回のお話そのものです。

以前なら気にならなかったかもしれない。

でも、普段の暮らしの中で室内空気が整っていたからこそ、人工的な香りの強さに気づけた。

これは、住まいが身体の基準を少しずつ整えてくれた、という見方もできると思います。

2.外で強いにおいに気づくようになったケース

これは別のお客様でも時々あります。

ドラッグストアの洗剤コーナーや、香りの強い空間に入ったときに、

「前より強く感じるようになった」

と話される方がいます。

これも、悪いことではなくて、

自分の身体が“これくらいが自然”という感覚を取り戻してきたのかもしれません。

福岡・北九州の家づくりは、「空気の質」がとても大事

福岡や北九州は、季節によって湿度の波が大きく、

梅雨や夏は空気が重たく感じやすい地域です。

春は花粉や黄砂、PM2.5。

梅雨は湿気やカビ。

夏はにおいがこもりやすく、冬は閉め切った空間で室内空気が濃くなりやすい。

だからこそ、福岡・北九州の注文住宅では、

ただ「窓を開ければいい」「換気扇を回せばいい」だけではなく、

家そのものが、よどみにくく、こもりにくく、鈍らせにくい空気をつくれるかが大事だと思っています。

そのために、僕たちは

  • 無垢材や自然素材の家としての素材選び

  • VOC(揮発性化学物質)をできるだけ抑える考え方

  • 断熱・気密・換気のバランス

  • トイレや脱衣室、収納まで含めたにおいの設計

  • “強い香りで消す”のではなく、“こもらせない”ための工夫

こういうところを丁寧に見ています。

家は、毎日吸う空気の器です。

食べ物を選ぶように、空気も本当は、もっと大事にしていいんじゃないかと思うんです。

お客様の言葉が、いちばんうれしい

家づくりをしていると、性能の話もします。

素材の話もします。

構造の話も、換気の話もします。

でも、本当にうれしいのは、住んでいる方の口から、

「この家にしてよかった」

「なんか落ち着く」

「自分の感覚が戻ってきた気がする」

そんな言葉が自然に出てくることです。

しかも、その言葉を、これから家づくりを考えるお客様の前で、楽しそうに話してくださる。

それは、つくり手として、本当にありがたいことでした。

僕が説明しなくても、住んでいる方が体験として語ってくれる。

そこに、その家の答えが出ている気がします。

まとめ

「敏感になった」という言葉は、ときどきマイナスに聞こえるかもしれません。

でも、それはもしかすると、鈍っていた感覚が戻ってきた、ということかもしれません。

強いにおいを当たり前にしない。

違和感を見過ごさない。

自分の身体の声を、ちゃんと受け取れる。

そんな暮らしを支えるのも、家の役割のひとつだと僕は思っています。

福岡・北九州で注文住宅を考えるとき、

見た目や設備だけでなく、

その家で暮らしたあと、自分の感覚がどう変わるか

そんな視点も、少し入れてみてもいいかもしれません。

図面の段階では見えにくいことですが、

住み始めてからじわっと効いてくる部分です。

そんな話も含めて、気になる方は気軽にご相談ください。

設計から現場まで一貫して見ている立場で、丁寧に整理してお話しします。

FAQ

Q1. 「敏感になった」というのは、悪いことですか?

必ずしもそうではありません。

強いにおいや違和感に気づけるようになるのは、室内空気が整い、自分の感覚が本来の位置に戻ってきたサインとも考えられます。

Q2. 家づくりで「におい」に配慮することは大切ですか?

とても大切だと思います。

においは見えませんが、毎日吸い続けるものです。無垢材、漆喰、換気計画、VOC(揮発性化学物質)への配慮などが、空気環境の心地よさにつながります。

Q3. 芳香剤や香料で良い香りにするのとは何が違うのですか?

香りで覆うことと、空気そのものを整えることは少し違います。

ビオハウジングでは、「強い香りで消す」よりも、「こもらせない・よどませない」住まいを目指しています。

Q4. 福岡・北九州で空気環境に配慮した注文住宅を考える理由は何ですか?

この地域は、花粉・黄砂・PM2.5、梅雨時の湿気、夏のにおいごもりなど、空気の悩みが起こりやすい環境です。

だからこそ、断熱・気密・換気・素材選びを合わせて考えることが大切です。

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