オール電化の家で「ふわっと」乾かすには? 福岡・北九州の工務店がFUWATOと乾太くんを比べてみた話
オール電化の家で「ふわっと」乾かすには?
福岡・北九州の工務店がFUWATOと乾太くんを比べてみた話

こんにちは、福岡のビオハウジング 健康オタクの住宅設計士、竹森哲也です。
今日は、ここ数年ずっと「最強」と言われてきた
ガス衣類乾燥機・リンナイの「乾太くん」と、
新しく出てきたハイアールのヒートポンプ式衣類ケア乾燥機「FUWATO(フワット)」のことを、
福岡・北九州で注文住宅をつくる工務店の視点からお話ししてみます。
1. 失敗談:乾太くん一択で話していた頃
少し前まで、私も打ち合わせでこう話していました。
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「乾太くん入れたら、洗濯のストレスかなり減りますよ」
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「1時間ぐらいでフカフカになりますし、評判いいんです」
実際、乾太くんは
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洗濯物がとにかく早く乾く
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タオルがカラッと仕上がる
ので、お客様の満足度も高い設備です。
ところが、あるお施主さまからこんな一言がありました。
「うちはオール電化でいきたいんです。
乾燥機のためにガス契約を増やすのは、ちょっと抵抗があって…」
そのとき、ハッとしました。
**“性能として良いかどうか”だけで話していて、
暮らし全体の前提(オール電化・ランニングコスト・価値観)を
ちゃんと聞けていなかったな…**と。
2. うまくいかなかった根本原因
「熱源」から入ってしまうと、話がこじれる
当時の私の頭の中は、ほぼこんな図でした。
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乾燥機=「ガスが速い」⇒ 乾太くんおすすめ
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電気式=「遅い・電気代かかる」⇒ なるべく避けたい
でも、よく考えると
オール電化のご家庭に
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「ガスの基本料金が毎月かかる」
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「ガス配管・排気工事などの初期費用も増える」
という前提をセットで乗せるのは、
“時短のために別のストレスを増やしている”可能性もあるわけです。
さらに、福岡・北九州のような高湿度エリアでは
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室内干しの湿気
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洗濯物のにおい
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カビ・ダニ、アレルギー
といった「空気環境」の話もセットで考えないと、
本当の意味での健康住宅にはなりません。
3. 再設計:FUWATOという「第3の選択肢」
そこに登場したのが、
ハイアールのヒートポンプ式衣類ケア乾燥機「FUWATO(フワット)」です。
FUWATOのざっくり特徴(専門用語、やさしめに)
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ヒートポンプ乾燥
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エアコンの除湿運転のように、
衣類から出た水分を除湿しながら乾かす方式。
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約65℃の低温乾燥
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一般的なガス乾燥より低い温度で、
衣類をじんわり乾かすスタイル。 -
熱に弱い生地も、ダメージを抑えやすい。
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9kgの大容量・乾燥専用機
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乾燥機を洗濯機と分けることで、
「洗濯しながら別の洗濯物を乾燥」という同時運転がしやすい。
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電気だけで動く(オール電化OK)
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ガス契約が不要なので、
「電気+太陽光」などの設計とも相性が良い。
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感覚的に言うと…
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乾太くん:“強火で一気にカラッと”
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FUWATO:“弱火でじんわり、ふわっと”
どちらが正しいというより、
暮らしのリズムと価値観の違いだな、と感じています。
4. 福岡・北九州での「使い分け」の考え方
4-1. 乾太くんが向いているご家庭
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洗濯量がとても多い(部活のユニフォーム、タオル山盛りなど)
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とにかく「速さ」が最優先
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ガスをすでに使っている、またはガス契約に抵抗がない
メリット(イメージ)
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夜に洗っても、
朝にはカラッと乾いたタオルが山積みになっている -
部屋に洗濯物を干す時間がほとんどないので、
室内の湿度・洗濯物のにおいが減る
※公式には、6kgの洗濯物が約60分、9kgが約90分とされています。
4-2. FUWATOが向いているご家庭
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オール電化で暮らしたい
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ガスの基本料金を増やしたくない
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衣類の痛みをできるだけ抑えたい
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花粉・黄砂・PM2.5が多い季節は、
外干しを極力減らしたい
FUWATOのうれしいポイント(暮らし目線)
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65℃の低温風で、
子どものTシャツやお気に入りのワンピースも
カサカサになりにくい。 -
「ミストケア」で
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帰宅後の上着のにおいリセット
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シャツのシワ伸ばし
など、“乾燥機以上・クリーニング未満”のケアができる。
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電気だけで動くので、
太陽光+蓄電池の家とも相性が良い。
5. 乾燥機は「空気」と「湿度」を整える設備でもある
福岡・北九州は、夏の湿度がとても高い地域です。
ただでさえ、外の空気には
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水蒸気(絶対湿度が高い)
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花粉・黄砂
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PM2.5 などの微粒子
がたくさん含まれています。
ここに、室内干しで出る大量の水分が足されると…
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壁や天井、クローゼットの中にカビが生えやすくなる
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ダニ・アレルギー、洗濯物のにおいの原因になる
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部屋の空気が「重い」「ジメッ」と感じやすい
といった問題が出てきます。
だからビオハウジングでは、
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室内干しを減らすための「乾燥機」
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それでも出る湿気を外に逃がす「換気計画」
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調湿性のある「無垢材(むくざい)や漆喰(しっくい)」
といった自然素材の組み合わせ
を、**ひとつの“空気環境システム”**として考えています。
乾燥機は、単なる家電ではなく、
家の空気・室内空気を守るための大事なパーツなんですね。
6. 実際の暮らしの風景:2つのケース
ケース①:共働き+オール電化+子ども2人
(花粉・黄砂の時期は外干ししたくない)
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夜のうちに洗濯+FUWATOで乾燥
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朝起きたら、
無垢材の床に、ふわっとしたタオルの山。 -
室内はジメッとせず、
ほんのり木の香りと、
乾いた洗濯物のやさしい“温かい匂い”。
→ このご家庭には、FUWATO+しっかりした換気計画が
いちばんフィットしそうです。
ケース②:スポーツ少年・少女がいる大家族
(洗濯量がとにかく多い)
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朝・夜の2回洗濯は当たり前
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ユニフォーム、タオル、ジャージが山積み
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「とにかく回転数!」という暮らし
→ こういう場合は、
**乾太くんの“スピードとパワー”**が
暮らしをグッと支えてくれます。
7. ビオハウジングとしての結論
「熱源の優劣」ではなく「暮らしの前提」で選ぶ
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ガス乾燥機(乾太くん)
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時短と大量乾燥が必要なご家庭にぴったり
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ヒートポンプ式(FUWATO)
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オール電化・衣類ケア・空気環境を大事にしたいご家庭に合う
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大事なのは、
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どれくらいの頻度で乾燥機を回すのか
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ガス契約を増やしたくないか
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室内干しの湿度が気になっているか
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衣類のダメージをどこまで抑えたいか
といった「暮らしの前提」を、
一緒にていねいに整理することだと思っています。
8. 福岡・北九州で家づくりを考える方へ
ビオハウジングでは、
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乾燥機の種類選び
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室内干しスペースの取り方
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換気・断熱・自然素材を組み合わせた
健康住宅としての空気環境づくり
まで、トータルでご相談に乗っています。
「乾燥機って、どれが正解なんですか?」という質問も大歓迎です。
**ご家族の暮らし方に合った“いちばん楽で気持ちいい選び方”**を、
一緒に探していきましょう。
FAQ(本文用)
Q1. FUWATOは洗濯機一体型ですか?
A. いいえ、洗濯機とは別の「乾燥専用機」です。洗濯機と分けることで、洗濯しながら別の洗濯物を乾かすことができます。
Q2. FUWATOは本当に衣類にやさしいの?
A. 約65℃の低温風で乾燥させるため、生地へのダメージを抑えながら、ふわっとした仕上がりを目指した設計になっています。
Q3. 乾太くんはどんなご家庭に向いていますか?
A. 洗濯量が多く、とにかく「早く乾いてほしい」ご家庭に向いています。6kgが約60分、9kgが約90分と、電気式の約1/3の時間で乾くとされています。
Q4. オール電化でも乾燥機は入れられますか?
A. はい、FUWATOのような電気式ヒートポンプ乾燥機ならガス契約なしで設置できます。太陽光発電や蓄電池との相性も良いです。
Q5. 福岡・北九州では、乾燥機があったほうがいいですか?
A. 高湿度・花粉・黄砂が気になる地域なので、「外干しだけ」に頼らず、乾燥機+換気計画で湿度やにおい、カビのリスクを減らす設計がおすすめです。