フィルターが真っ茶色…それは“汚い水”ではなく、水道管からのメッセージでした。
こんにちは、福岡のビオハウジング 健康オタクの住宅設計士
竹森哲也です。
先日、セントラル浄水器のフィルター交換で、北九州のお客様の家に伺いました。
ケースを開けると、本来は真っ白なはずの不織布フィルターが、コーヒーみたいな真っ茶色。
カートリッジも、触るとパンパンに膨らんでいて「これ、もうすぐ破裂するんじゃないかな…」と心配になる状態でした。
交換に伺うたびに、心の中で同じ言葉が浮かびます。
「水そのものより、家に届くまでの”通り道”って、思った以上に働いているんだなぁ…」
今日は、この「真っ茶色のフィルターが教えてくれること」を、福岡・北九州で注文住宅をお考えの方に向けて、やわらかくお話ししてみます。


1. あの茶色は「水が悪い」サインではない
まず最初にお伝えしたいのは、フィルターが茶色い=危険な水というわけではない、ということです。
セントラル浄水器のフィルターは、こういうものをせっせと受け止めています。
水道管の中に長年たまっていた
- サビ(鉄分)
- 細かな砂や泥
- 工事などで動き出した微細なゴミ
ご家庭に引き込まれている給水管の中の
- 古い配管のはがれ
- わずかな濁り成分
言ってみれば、**「家に入る前の”最後の関所”で、全部ひとりで受け止めてくれている」**そんな健気な存在なんです。
だから、新品の真っ白な不織布が、数ヶ月後には真っ茶色になる。
見た目はショッキングですが、それだけ家族の口や肌に届く前にストップしてくれたということでもあります。
2. 「水質の安全」と「通り道のキレイ」は別の話
日本の水道水は、世界的に見てもかなり厳しい水質基準で管理されています。福岡・北九州でも、水道局がしっかり検査をしてくれています。
ただ、ここで少し整理したいのは、
行政が守ってくれているのは
→ 「水質基準」= 有害物質が基準値以下かどうか
フィルターが受け止めているのは
→ 「通り道のコンディション」= 配管のサビや微細な粒
という、役割の違いです。
こんなときに、フィルターは特に頑張っています
- 近所で水道工事があったとき
- 一時的な断水・復旧のあと
- 長く使ってきた古い配管の家
- 高低差や圧力変化の大きい地域
こういうときに、管の中でじっとしていた**”微細なゴミ”たちが動き出し**、家の中まで流れてきます。
その受け皿になってくれているのが、玄関近くや設備スペースにひっそりといるセントラル浄水器と、そのフィルターたちです。
3. 「真っ茶色フィルター」が教えてくれる、暮らしのリアル
お客様の家でフィルターを外すと、しばしばこんな会話になります。
お客様: 「えっ、うちの水ってこんなに汚れてたんですか?」
僕: 「”水”というより、ここに来るまでの”通り道”がこんなに働いてるって感じですね。」
そして、こんな日常のシーンが頭に浮かびます。
- 朝いちばん、まだ眠い目をこすりながら、洗面台で顔を洗うときの水の「ひんやり、すべすべ」した感じ
- キッチンで、お茶を入れたときに立ちのぼる湯気と、ほのかな香り
- 夜、お風呂に入るときに、湯気の向こうで、子どもたちが「きもちいい〜」と笑っている声
そのすべての「水」が通ってきた道を、フィルターは一身に引き受けてくれているんだな、としみじみ感じます。
ビオハウジングでは、無垢材の床や漆喰(しっくい)の塗り壁など、自然素材の家づくりを大切にしていますが、
実は、**水も同じくらい「暮らしの素材」**なんですよね。
4. フィルターから見えてきた「設計とメンテ」のコツ
4-1. いまのお住まいでできること
セントラル浄水器をすでにお使いの方は、こんなところを意識してみてください。
色の変化を見る
- 真っ白 → 薄茶色 → こげ茶色
- 「あれ、けっこう濃くなってきたな」と思ったら交換サイン
水の勢いを感じる
- シャワーの勢いが弱くなった
- キッチンの水の出が細くなった
→ フィルターが詰まり気味かもしれません
長期不在のあと、一番最初の水は少し流す
- 旅行や出張のあと、まずは数十秒〜1分程度ざっと流してから、飲み水や料理に使うと安心です
4-2. これから注文住宅を建てる方へ(設計のポイント)
福岡・北九州で新しく注文住宅を建てるなら、セントラル浄水器は**「後付け」より「最初から設計に組み込む」**ほうが、実はコスパがいいです。
設計・施工側としては、こんな点を大事にしています。
メンテしやすい位置に置く
- 玄関土間の一角
- ユーティリティや収納の中
→ 濡れても大丈夫な床・照明・スペースを確保
配管をなるべくシンプルに
- 使わない枝管を作らない
- “行き止まり配管”を減らして、水がよどまないようにする
水まわりの「空気」と合わせて考える
- キッチン・洗面・浴室は、室内空気(湿度・におい)と水の質がセットで快適さをつくります
- 健康住宅としては、「空気環境」と「水環境」を同じ目線で整えることが大事です
無垢材の床や漆喰の壁を選ぶのと同じように、「家中の水をどう整えるか」も、いのちの環境設計の一部だと思っています。
5. フィルター交換を”こわい時間”ではなく、”安心を確認する時間”に
茶色いフィルターを見ると、最初は誰でも「えっ…こんな水を…?」と不安になります。
でも、何軒も回っていると、僕の感覚は少し変わってきました。
「あぁ、この家の水の通り道を、この子(フィルター)が全部受け止めてくれてたんだな。」
そう思うと、交換の時間は**「こわい現実を知る時間」ではなく、「家の環境を整え直すメンテナンスの時間」**になります。
新品の真っ白なフィルターに交換して、蛇口から出る水の音を聞きながら、なんとなく心もスッと軽くなる。
そんな、小さな**”リセット”の積み重ね**が、10年後、20年後の家族の健康や、設備の寿命、暮らしの安心感につながっていく――
ビオハウジングでは、そんなふうに考えています。
6. 福岡・北九州で「水もふくめて家づくり」を考えたい方へ
- フィルターが真っ茶色で不安になった方
- これから注文住宅を建てるタイミングで、「空気と水、どちらも整えたい」と感じている方
- 自然素材の家に住みながら、見えないところのメンテナンスもちゃんとしたい方
セントラル浄水器のこと、水道管のこと、「うちの場合はどう考えればいい?」というご相談、LINEやメールで気軽に聞いてみてください。
写真でフィルターの様子を送っていただければ、福岡・北九州の水道事情や、これまでの事例も踏まえて、ビオハウジング目線でアドバイスさせていただきます。
FAQ(本文用 Q&A)
Q1. フィルターが真っ茶色なのは、水が危険ということですか?
A. 多くの場合、「水そのものが危険」ではなく、配管内のサビや微細なゴミをフィルターがしっかり受け止めた結果です。ただし、水自体が赤い・においが強いなど気になる症状がある場合は、飲用を控え、一度専門家や水道局に相談してください。
Q2. フィルター交換の目安はどのくらいですか?
A. メーカー推奨の交換サイクル(月数・使用量)を基本にしつつ、「色の変化」と「水の勢い」が実際の目安になります。真っ白からこげ茶色になってきた、水の出が明らかに弱くなった、と感じたら早めの交換がおすすめです。
Q3. 新築の注文住宅でも、セントラル浄水器は必要ですか?
A. 新築でも、地域の配水状況や工事のタイミングによって、配管由来の微細な汚れが流れてくることがあります。キッチン・洗面・お風呂など家中の水をまとめて整えたい方、給湯器や設備への負担を減らしたい方には、導入メリットが大きい設備です。
Q4. フィルターは見える場所に付けたほうがいいですか?
A. 点検しやすい場所にあることはとても大切です。姿が見えなくても問題ありませんが、交換のたびに「今の状態」を確認できる位置・納まりにしておくと、メンテナンスの習慣化につながります。
Q5. 自然素材の家との相性はどうですか?
A. 無垢材や漆喰など、素材にこだわった家ほど、「水」も含めた環境づくりが大切です。肌に触れるお風呂の湯、口に入る飲み水、湯気として空気に混ざる水分――それらを整えることは、健康住宅づくりの土台になります。