空気清浄機は何台いる? ――静電気式を「全館空調」に組み込むという答え|福岡・北九州の注文住宅
こんにちは、福岡のビオハウジング
健康オタクの住宅設計士、竹森哲也です。
花粉、黄砂、PM2.5…。福岡・北九州に住んでいると、どうしても「空気」の話題が増えます。
「子ども部屋にも1台」
「リビングにも1台」
「寝室にも1台」
気がつけば、家のあちこちに空気清浄機。それなのに、エアコンのフィルターはすぐ真っ黒…。
そんなモヤモヤを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ビオハウジングでは、空気清浄機を**”部屋ごとに並べる”より、「1台を家の”血管”に組み込む」**という考え方で家づくりをしています。
今日は、
- なぜ「静電気式(電気集じん)」を選んでいるのか
- なぜ「全館空調に組み込むと、1台で済みやすい」のか
- その結果「エアコンのフィルターが汚れにくくなる」理由
を、できるだけやわらかくお話してみます。

なぜ、空気清浄機を増やしてもスッキリしないのか
あるご家庭でのお話です。
福岡市内で新築されたお客様のお宅。花粉症のお子さんのために、リビング・寝室・子ども部屋と、合計3台の空気清浄機を置いていました。
スイッチを入れると、しっかりランプも光るし、風も出ている。それでも、しばらくすると
- エアコンのフィルターはすぐホコリだらけ
- 家具の上には、うっすら白いホコリ
- 朝になると、鼻がムズムズする日もある
「これ以上、何を増やせばいいんだろう…」そう感じていたそうです。
このときの課題は、**「空気清浄機の台数」ではなく、「空気の通り道」**でした。
部屋ごとに機械を置いても、家の中の空気がバラバラに動いていると、どうしても**”取りこぼし”**が出てしまいます。
そこで考え方を変えて、「家中の空気が必ず通る場所」に”門番”を置く。
これが、ビオハウジングの**「静電気式×全館空調」**という考え方です。
「静電気式(電気集じん)」ってどんな空気清浄?
空気清浄機には、大きく分けていくつかの方式があります。
粒子(ホコリ・花粉)をどう捕まえるか
フィルター式(HEPAなど)
- 細かい繊維のフィルターを通すことで、網に引っかけるようにホコリや花粉をキャッチします
- → 定期的なフィルター交換が前提
静電気式(電気集じん)
- 空気の中を流れる粒子に電気的な力をかけて、金属板などにピタッとくっつける方式です
- → 汚れた集じん部を外して洗ったりすることで、性能を回復しやすいのが特徴
ビオハウジングが**”粒子対策”として選んでいるのが、この静電気式(電気集じん)**です。
一方で、**ニオイやガス(VOC)**などは、また別の仕組み(換気・活性炭など)が必要になることもあります。
だからこそ、
- 粒子(花粉・黄砂・PM2.5)
- ニオイ(料理・ペット・たばこなど)
を、ごちゃっと一つの機械で全部…ではなく、**「役割を分ける」**方が、結果としてシンプルで失敗が少ないと感じています。
全館空調に組み込むと「1台で足りる」理由
ここからが、ビオハウジングらしい設計の話です。
部屋ごとに置くか? 家の”血管”でまとめて取るか?
置き型空気清浄機
→ 各部屋でがんばる**”小さな網”**
全館空調に組み込む静電気式
→ 家中の空気が通る**”太い血管”の途中にいる「門番」**
全館空調のダクトを使うと、**家中の空気が一度、機械のところへ戻ってくる(リターンする)**仕組みになります。
その**「還ってくる場所」**に、静電気式の空気清浄を入れてあげると、
- リビングの空気も
- 子ども部屋の空気も
- 寝室の空気も
時間をかけて何度も何度も、その**”門番”を通過**していくことになります。
その結果、
- 空気清浄機は1台でも、家全体に効かせやすい
- 置き場所やコンセントを気にしなくて良い
- 見た目もスッキリ
というメリットが生まれます。
なぜ「エアコンのフィルターが汚れにくくなる」のか
もう一つ、暮らしの中でじわじわ効いてくるのが、
「あれ?エアコンのフィルター、前ほど汚れないね」
という変化です。
理由はシンプルで、
空気がエアコン本体にたどり着く前に、静電気式の”門番”でホコリや花粉が捕まえられているから
です。
もちろんゼロにはなりませんが、
- フィルター掃除の間隔が長くなったり
- 中の熱交換器の汚れ方がゆるやかになったり
「メンテのストレス」がじわっと軽くなっていきます。
エアコンを守る**”前線基地”**としての空気清浄、というイメージに近いかもしれません。
実際の暮らしでどう変わる? 2つのイメージ
ケース① 花粉・黄砂の季節でも「家の中だけは休みたい」ご家族
福岡・北九州では、春先~初夏にかけて
- スギ花粉
- ヒノキ花粉
- 黄砂
- PM2.5
と、**”空気の大運動会”**のような時期があります。
玄関で上着を脱ぎ、洗面で手洗い・うがいをして、家の中の空気は全館空調+静電気式でぐるぐると循環・集じん。
外から帰って、リビングに座ったときに、ほんの少し、呼吸が深くなる感じ。
「完璧にゼロ」にはならなくても、**”家の中だけは、身体がふっとゆるむ場所”**になっていきます。
ケース② ペットと暮らす、にぎやかな家
ワンちゃんやネコちゃんのいるご家庭では、
- 細かい毛や皮膚片(ダニのエサ)
- 走り回ることで舞い上がるホコリ
が、どうしても増えがちです。
静電気式で粒子をキャッチしつつ、ニオイや湿気は換気や内装の仕上げで整えていく。
リビングの無垢床の上で、ペットと子どもが素足でごろごろしていても、空気がどこか「軽い」。
そんな**”にぎやかさと、軽さが一緒にある空気感”**を目指して、設計を組み立てていきます。
「オゾンが心配」「メンテが大変そう」という不安について
静電気式(電気集じん)と聞くと、
「オゾンが出るって聞いたことがある」
「洗ったりするのが大変そう」
という声もよく聞きます。
ビオハウジングでは、
- オゾンなど副産物の安全性に配慮されたタイプを選ぶこと
- 最初の段階で、点検口・取り外しやすさ・洗いやすさまで含めて設計すること
を大切にしています。
「せっかく良い機械を入れても、誰も触れずにホコリまみれで止まっている」
そんな未来にしないために、**”毎日の暮らしの中で無理なく続けられるメンテの距離感”**を、一緒に考えるようにしています。
福岡・北九州で「空気から家を設計したい」方へ
空気清浄機を何台買うか、どのメーカーにするか。もちろん大事な検討ですが、
「そもそも、この家の空気は、どんな道筋で動いているのか?」
というところから設計してあげると、
- 機械に頼りすぎない
- メンテもラク
- エアコンも長持ち
そんな**”がんばりすぎない空気環境”**が手に入りやすくなります。
ビオハウジングでは、
- 断熱・気密
- 換気・全館空調
- 静電気式空気清浄
- 内装の素材(漆喰・無垢材など)
をワンセットで考えながら、**「身体がほっとする空気」**を基準にした家づくりを行っています。
福岡・北九州で
- 空気清浄機を増やす前に、「空気の通り道」から見直したい
- 花粉や黄砂の季節も、家の中だけは**”深呼吸できる場所”**にしたい
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
図面段階からご一緒すると、余計な機械やコストを減らしつつ、空気環境を整えることができます。