最近なんだか落ち着かない…それ、家の“空気”と自律神経のせいかもしれません
こんにちは!福岡のビオハウジングで住宅設計をしている、健康オタクの竹森哲也です。
「理由はよく分からないけれど、最近なんだか落ち着かない」
「家にいるのに、ホッとできない」
そんな感覚はありませんか?
仕事や人間関係のストレスももちろんありますが、実は**「家の空気の質」も、自律神経(交感神経・副交感神経)に大きく影響しています。**
今日は:
「最近落ち着かないのは、もしかしたら”空気”のせいかもしれない」
という視点から、家づくりと暮らし方を整理してみます。

「落ち着ける家」は、自律神経がホッとできる空気から。
1. 「落ち着かない」は、自律神経からの小さなSOS
まず前提として、人の体には**「自律神経」**という体の自動運転システムがあります。
⚡ 交感神経:活動モード・戦闘モード(アクセル)
🌙 副交感神経:休息モード・回復モード(ブレーキ&整備)
本来は:
☀️ 日中:交感神経が適度に高まり
🌙 夜:副交感神経が前に出て、眠って回復する
というリズムが自然です。
でも、家の中の空気・光・音・温度などの環境刺激が強いと:
😮💨 呼吸が浅くなる
😣 筋肉がこわばる
🧠 脳が「ここはちょっと危険かも」と判断する
→ 結果として、交感神経がじわじわ上がりっぱなしになり、「なんとなく落ち着かない」「イライラしやすい」という状態が続きます。
2. 家の「空気の質」が自律神経に効いてくる仕組み
空気といっても、いろんな要素が重なっています。
2-1. CO₂(二酸化炭素)とこもった空気
人がたくさんいる部屋や、締め切った寝室では、CO₂(吐いた息)がじわじわ溜まっていきます。
😵 頭がボーッとする
🤯 集中できない
😓 なんとなく重だるい
といった感覚は、「酸素が足りない」よりも、**「CO₂が高い」**ほうに近いことが多いです。
脳は「ここはスッキリしない場所だ」と判断し、交感神経が少しずつ上がったままになります。
2-2. VOC・ニオイ・微量な化学物質
新建材・接着剤・塗料・柔軟剤・芳香剤・アロマ…
現代の家は、目に見えない**揮発性有機化合物(VOC)**の宝庫でもあります。
🤕 頭痛
😮💨 だるさ
👁️ 目や喉の違和感
😤 子どものソワソワ感
こうした症状が、実は**「ニオイ+微量化学物質」から来ている**ことも少なくありません。
鼻や喉の粘膜が刺激されると、脳の「危険を察知する部分」に信号が届きます。
💭 ここはなんとなく危険かも?
→ ⚡ 交感神経がじわっと上がる
→ 🏠 「落ち着かない部屋」というラベルが貼られていく
という流れです。
2-3. 温度ムラ・乾燥・ドラフト(風の刺激)
🦶 足元だけ冷たい
🥵 顔だけ暑い
💨 エアコンの風が直接当たる
😷 冬の乾燥で喉がカサカサ
こういった物理的な**「小さな不快」が積もると、体は常に微妙な緊張状態**になります。
筋肉は無意識にギュッと固くなり、呼吸は浅く早くなりがち。
これもまた、交感神経をじわじわ上げてしまい、「家にいるのにリラックスできない」状態を作ります。
3. 「最近、家で落ち着かない」ときのセルフチェック
こんなサインがあれば、空気と自律神経の関係を疑ってみても良いかもしれません。
3-1. 体のサイン
😴 夜、疲れているのになかなか眠れない
😵 夜中に何度も目が覚める
😪 朝起きてもぐったりしている
🤕 家にいると頭痛・肩こり・目の疲れが強くなる
😤 子どもが家だとソワソワ・イライラしやすい
3-2. 部屋のサイン
👃 玄関・寝室・クローゼットに独特のニオイがある
🪟 窓を開けるとホッとする感覚がある
❄️ 冬、部屋全体は暖かいのに、足元だけ冷たい
💨 エアコンの風が体に直撃している
🛏️ 寝室に家族が密集して寝ている(+窓は締め切り)
これらが複数当てはまるようなら:
「ストレスの原因は性格や根性ではなく、“空気の背景ノイズ”かもしれない」と考えてみる価値があります。
4. 今日からできる「空気リセット」習慣
家そのものを大きく変えなくても、暮らし方を少し変えるだけで、自律神経がラクになることは多いです。
4-1. CO₂を溜めない工夫
✅ 朝起きたら、まず2〜3分だけ窓を全開にして空気を入れ替える
✅ 寝室は:
- 人数のわりに狭すぎないか
- ドアの下にすき間があるか(空気の通り道)
をチェック
✅ 加湿器や室内干しをするなら、換気扇・一種換気とのバランスを意識する
4-2. 「足すニオイ」より「引くニオイ」
芳香剤や強い柔軟剤で”ごまかす”前に、まず換気と発生源対策を。
✅ 洗剤・柔軟剤の種類を見直す
✅ スプレー系の消臭剤を減らす
✅ アロマは「楽しみ」として少量に
💡 「ニオイでごまかさないと落ち着けない状態」になっているなら、それはすでに自律神経が無理をしているサインです。
4-3. ドラフト(風の刺激)を減らす
✅ エアコンの風向きを、人に直接当たらない方向に変える
✅ サーキュレーターは、天井や壁に沿って回すイメージで
✅ 足元の冷えがきつい場合は:
- 小さなラグやスリッパ
- 低い温度設定の床暖房・パネルヒーター
など、「風ではなく放射」で温める工夫を。
5. 家づくりでできる「空気と自律神経」のデザイン
ここからは、少しだけ設計目線の話です。
5-1. 「こもらない+冷えない」箱をつくる
断熱・気密は、単に「省エネ」のためではなく:
✅ 温度ムラを減らし
✅ ドラフトを減らし
✅ エアコンを穏やかに使えるようにする
→ 結果として、自律神経が揺さぶられにくい空間につながります。
5-2. “ニオイの元”を少なくする素材選び
✅ 無垢材・紙・布など、呼吸する素材
✅ 接着剤・塗料・合板など、VOCの少ない仕様
✅ 人工的な香りに頼らなくて済むような、素の空気が心地よい家
こうした素材は、数値では見えにくいですが、「ホッとする」「深呼吸したくなる」という感覚に直結します。
5-3. 「空気の流れ」を設計する
✅ 一種換気(熱交換)などの機械換気を、間取りとセットで考える
✅ 窓を開けたときの通り道、風の抜けるラインを描いておく
✅ 寝室や勉強スペースなど、長くいる場所の空気の質を最優先にする
ビオハウジングでは、単に換気量の計算をするだけでなく:
「そこで過ごす人の自律神経が、ちゃんと”休める”空気になっているか?」
という視点で、家全体の空気の流れを考えるようにしています。
6. 「最近落ち着かない」を、家のせいにしてみてもいい
私たちは、「落ち着かない」と感じると、つい自分の気合いや性格の問題にしてしまいがちです。
でも:
💨 こもった空気
👃 微量なニオイや化学物質
❄️ 温度ムラ・ドラフト
💡 過剰な光や音
こうした見えない環境ストレスが、あなたの自律神経をずっと揺さぶっているかもしれません。
「最近なんだか落ち着かない」と思ったら:
まずは自分を責める前に、空気のせいにしてみる。
そして、できる範囲で空気を整える暮らし方・家づくりに目を向けてみる。
それだけでも、心と体がふっと緩む瞬間が、少しずつ増えてくると思います。
まとめ
🌬️ 「落ち着かない」は、自律神経からの小さなSOS
🌬️ 家の空気の質(CO₂・VOC・温度ムラ)が自律神経に影響する
🌬️ 今日からできる「空気リセット」習慣を試してみる
🌬️ 家づくりでは「こもらない+冷えない+ニオイの少ない」設計を
🌬️ 「最近落ち着かない」を、まず家のせいにしてみてもいい
家は、ただの箱じゃなくて、**あなたの自律神経を整える”器”**でもあるんです。
空気を整えることで、心と体がふっとラクになる。
そんな家づくり・暮らし方を、ビオハウジングは大切にしています。