冷蔵庫のそばで“落ち着かない理由
―― 電界(電波)と磁場の、身体が感じる違和感 ――
こんにちは、福岡のビオハウジング
健康オタクの住宅設計士、竹森哲也です。
前回は「感電を防ぐためにアースが必要」という話でしたが、
今回はまったく別の視点です。
冷蔵庫は、
感電とは関係なく “2種類の見えない場” をつくっています。
それが
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電界(でんかい)=電気の張りつき・電波
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磁場(じば)=モーターのうねり
この2つを分けて理解すると、
「なぜ冷蔵庫の横が落ち着かないのか?」が明確になります。

【前半】電界(電波)の話
―― 金属に“電気が張りつく” → アースが効く
電界とは、
金属の表面に余った電気が張りつくことでできる“場”のこと。
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静電気の仲間
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皮膚や神経が感じやすい
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「ピリッ」「ザワッ」「なんか落ち着かない」につながる
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冷蔵庫の金属外装は電界が乗りやすい
そしてポイントは、
電界はアースで逃がせる
ということ。
アースを取っている冷蔵庫は、
金属の“電気的ざらつき”が減り、身体に与える刺激も下がります。
【後半】磁場の話
―― モーターが作る“うねり” → アースでは消せない
磁場は、
モーターや電流が作り続ける振動のような場。
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アースで減らせない
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壁・床を貫通する
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距離で急激に弱くなる
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冷蔵庫の真横・真後ろが最も強い
冷蔵庫の横で
「なんとなく集中できない」
「そばで作業すると疲れる」
という感覚の正体はほとんどこれです。
ではどうすればいいか?
■ ① 電界(電波)はアースで逃がす
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アースを必ず取る
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金属外装の“電気の張りつきを”薄める
■ ② 磁場は距離で避ける
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冷蔵庫横に学習机を置かない
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小さなお子さんの居場所にしない
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30〜50cm離れるだけでかなり弱くなる
冷蔵庫まわりの空気感
―― 電気の流れが整うと、身体は落ち着く
電界と磁場は
“見えないけれど身体が感じている”要素です。
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電界 → アースで整える
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磁場 → 距離で調整する
これだけで冷蔵庫まわりの空気感は驚くほど変わります。
家づくりは、
壁や建材だけでなく、
電気の流れまで整えると、本当に空気がやさしくなる のを感じます。
【前回】
→ 「冷蔵庫にアースを取る本当の理由(感電編)」はこちらhttps://biohousing.jp/uncategorized/29014/?preview=true
必要であればリンク文も整えます。