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性能について

TOP性能について

良質な家の基準を満たした、高い性能住宅

心地よい暮らしのためには、間取りやデザインだけでなく、安心・安全な住まいであるかどうかも大切です。
一年を通して快適に過ごせるか?災害に対する安全性は?など
「家の能力や品質」を示すビオハウジングの住宅性能についてご紹介します。

  • 断熱性能

    UA値0.3W/㎡K

    断熱性能は、ただ快適に過ごすためだけのものではありません。
    住まいの光熱費を抑え、家計を支え、そして将来の資産価値を守るための“投資”でもあります。

    性能が低い家は、冷暖房の効率が悪く、電気代もかさみます。かといって性能が高すぎると、初期コストが過剰になるケースも。

    そこでビオハウジングでは、断熱性能ごとの建築費と、冷暖房費の30年間シミュレーションを実施。その結果、初期費用とランニングコストのバランスが最も優れた「HEAT20 G2とG3の中間グレード」G2.5を標準仕様としています。UA値0.3 W/㎡Kの断熱性能があれば、家庭用エアコン1台で家中を快適に保ち、年間の冷暖房負荷を大幅に削減できます。さらに、エネルギー価格の上昇にも強く、将来の中古住宅市場でも選ばれる“価値のある家”になります。

    「建てたあと」のコストと未来まで見据えて。断熱性能は、快適性・経済性・資産性を支える大切な基盤です。

    断熱性能
  • 気密性能

    全棟気密測定|C値 0.25㎠/㎡
    わずかな隙間まで“見える化”することで、確かな快適性を。

    ビオハウジングでは、すべての住宅で気密測定を実施しています。しかも測定は施工途中(中間)と完成後の2回。これは、実際に断熱・気密施工がどれだけ正確に行われたかを数値で確認し、万が一の不具合も建築中に補正できる体制を整えているからです。測定で得られるC値(相当隙間面積)は、家全体にどれだけの隙間があるかを示す数値で、この数値が小さいほど、気密性が高くなります。

    一般的にはC値1.0以下で高気密住宅とされていますが、ビオハウジングの平均C値は約0.25㎠/㎡。これは、床1㎡あたり鉛筆の芯1mm以下の隙間しかない超高気密レベルです。目に見えない空気の流れまで丁寧に整える。それが、快適で健康に暮らせる家づくりの基本だと、私たちは考えています。

    気密性能

    気密性を高めることの
    メリット

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  • パッシブ設計

    太陽と風に素直な家づくり

    ビオハウジングの家は、太陽の光・熱・風の流れといった自然のエネルギーを最大限に活かす「パッシブ設計」を取り入れています。これは冷暖房に頼らずに、季節の力と調和して暮らすしくみです。
    たとえば冬は、南向きの大きな窓から太陽の熱をたっぷりと取り込み、室内を自然にあたためます。夏は逆に、庇(ひさし)や外構の木々で直射日光を遮り、日射による室温の上昇を防ぎます。さらに、窓の配置や風の通り道を計算した設計によって、春や秋などの中間期には自然な風が家中をゆるやかに巡るように工夫。エアコンを使わずとも涼しく、快適な室内空間をつくり出します。また、第一種熱交換換気との併用により、外気を取り入れつつ室内の温度や湿度を保ち、花粉やホコリ、化学物質もフィルターで除去。快適な温度と清浄な空気の両立を実現します。

    このような工夫は、電気代の削減だけでなく、深部体温の安定や自律神経の調整といった健康への良い影響にもつながります。
    季節のリズムに合った暮らしは、身体にも心にも、そして地球にもやさしいのです。

    パッシブ設計
  • 全館空調

    エアコン1台で家じゅうが快適

    高断熱・高気密のビオハウジングの家では、家庭用のエアコン2台だけで、家じゅうの温度を快適に保つことができます。この全館空調は、夏は小屋裏から冷房、冬は床下から暖房という、「松尾式」と呼ばれる合理的な仕組みを採用しています。

    複雑なダクトや専用設備は使わず、シンプルな構造で空気を効率よく循環させるため、
    ・初期コストも抑えやすく
    ・ メンテナンス性にも優れ
    ・ 一年を通してムラのない快適な室温が実現できます。

    しかし、実はこの方式を成立させるには、建物全体の断熱性・気密性・換気設計のバランス、そして空気の流れまで計算しつくされた施工精度が欠かせません。シンプルに見えて、高い技術力が問われる空調手法なのです。ビオハウジングでは、構造・断熱・換気すべてを自社で一貫して設計・施工しているからこそ、この仕組みを安定した品質でご提供することができます。「エアコン1台なのに、家じゅうが快適」それは、見えない工夫と、培ってきた経験の積み重ねがあってこそなのです。

    全館空調
  • 耐震性能

    災害に強い、耐震等級3の家

    耐震等級3とは、災害時に救護活動の拠点となる建物と同水準の耐震性能です。地震の揺れに対して極めて高い強度を持ち、倒壊や大きな損傷のリスクを大幅に低減します。家族の安全を守るだけでなく、災害時にも安心して住み続けられる住まいを実現します。

    耐震性能
  • 醗酵する家

    心も体も、家もゆっくりと醗酵する暮らし

    私たちの「醗酵する家」は、空気ごと育み、命をめぐらせる家です。

    「醗酵する家」は、素材・空気・温熱・微生物・暮らし方の5つの工夫で、家全体が呼吸する空間をつくります。自然素材の持つ力を活かし、空気や温度のバランスを整え、微生物が心地よく過ごせる環境をつくることで、家も人も日々ゆっくりと育まれていく住まいです。日々の暮らしに小さな自然とのふれあいを取り入れることで、快適さだけでなく、心身のリズムや感性も整います。

    醗酵する家
    • 自然素材を生かすBIO加工

      壁や床、天井に使う自然素材には、独自のBIO加工を施しています。素材が本来持つ呼吸する力を引き出し、微生物たちが心地よく生きられる空間を育てるための、小さな、でもとても大切なひと手間です。

    • 空気が呼吸する住まい

      空気そのものにもこだわりました。換気と湿度、温度のバランスを丁寧に設計し、家じゅうが自然に呼吸するような空気環境を整えています。外からの空気を優しく取り入れ、内からの空気を無理なく巡らせることで、住む人も自然と深呼吸したくなる、そんな空間が生まれます。

    • 除菌しすぎない暮らし

      私たちは「除菌しすぎない暮らし」を大切にしています。無菌を目指すのではなく、自然な菌の多様性を守ること。それが、人間の免疫力や感性を豊かにすることにつながると考えています。

    • 発酵に適した温熱環境

      微生物も人も心地よいと感じる、湿度40〜60%、温度18〜26℃の発酵に適した温熱環境を家全体で保つ設計をしています。この温熱バランスは、快適なだけでなく、心身のリズムをやさしく整えてくれます。

    • 暮らしに発酵のリズムを

      暮らしそのものにも、発酵のリズムを取り入れます。発酵食品を仕込んだり、植物を育てたり。小さな自然とのふれあいを日々の中に織り交ぜることで、家も、人も、空気も、ゆっくりと醗酵していく暮らしが広がっていきます。

  • 窓の断熱性

    真冬に窓を触っても冷たさ感じない、業界最高レベルの断熱性能。

    樹脂サッシ+ダブルLowEトリプルガラス。室内外の熱の出入りは窓からの割合がもっとも大きく、冬では約6割、夏にいたっては7割以上を窓が占めます。このことから、住宅の断熱性能を高めるために、窓の対策が最優先となります。当社では、業界最高レベルの断熱性能をもつ窓を採用しています。ガラスを3枚重ねた中に熱伝導を抑えるアルゴンガスが注入され、さらにガラスの表面にはLow-Eという特殊な金属膜が貼られています。真冬に窓を触っても冷たさを感じないほどの断熱性能なので、結露が生じくくダニやカビの発生リスクを抑えます。

    窓の断熱性
  • 換気システム

    室内の暖かさ・涼しさを損なわずに、空気の入れ替えが可能

    第一種換気システム熱交換換気。室内の暖かさ涼しさを損なわずに空気の入れ替えが可能。住宅には、1時間ごとに室内の半分以上の空気を入れ替えなくてはいけないという、24時間換気が義務付けられています。従来の換気扇のように第三種換気と呼ばれる換気方法ですと、室内で冷暖房した空気がどんどん屋外に逃げてしまうので、エネルギーのロスが非常に大きくなってしまいます。

    当社が採用している第一種熱交換換気は、室温を保ちながら屋内外の空気を入れ替えることができます。入る空気と出る空気を専用のユニットにとおすことで、熱と湿度を交換します。これにより、5~8割の熱エネルギーを回収でき、省エネ換気が可能になります。

    換気システム